フィンランド・デザインの過去、そして今を一望「フィンランド独立100周年記念フィンランド・デザイン展」

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 大胆かつ生活に調和する絶妙に引き締まった花柄で、一度見たら忘れられないインパクトを残すアパレル・マリメッコのデザイン。あるいは、子供向けアニメを通して今でも高い人気を誇るムーミンのひょうひょうとした雰囲気。

 日本でも幅広い層に愛されているこれらのプロダクトはいずれもフィンランドで生まれたものです。

 いつの間にか日本の多くの人々にとってなじみ深いものとなっているフィンランドのデザイン。

 現在、阪急梅田ギャラリーではフィンランド独立100周年を記念して、「~自然と、時代と、人の暮らしと~2017年 フィンランド独立100周年記念フィンランド・デザイン展」が開催されています。

 今回の展示は、フィンランド・デザインを 「礎」「完成」「異才たち」「飛躍」「いま」の5つのキーワードで構成し、紹介。100年の歴史を語る上で欠かすことができない巨匠アルヴァ・アアルトをはじめ、マリメッコの花柄を作り出したマイヤ・イソラ、ムーミンの作者のトーべ・ヤンソン、そして、「氷の中の電球」で有名なハッリ・コスキネンなど、ジャンルも活動時期も違うクリエイターの作品が展示されています。

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 長い歴史の中で培われてきたフィンランド・デザインの歴史を、そしてこれからを、実際に同国で使われている食器や家具、服飾などを通してうかがい知ることができる展示となっています。

 展覧会のプレスリリースには「フィンランドでは自然との調和を基にする考えが根づいており、これがデザインにも大きく影響しています。自然豊かなフィンランドは、夏は百夜・冬は極寒という厳しい自然環境下、家で過ごす時間が長いことから、生活空間を豊かにすることを考えたため、強く日常で愛され長く使われるようなシンプルかつ明るいデザインを生み出すことになりました」とあります。

 こうした指摘をもとに、日本におけるプロダクトデザインとの比較をしながら展覧会を楽しんでみるのもいいかもしれません。

 会期は26日(月)まで。

◎12月14日(水)~26日(月)
◎9階 阪急うめだギャラリー
※閉場30分前までにご入場ください
※催し最終日は午後6時閉場
入場料:一般800円 大学・高校・中学生:600円 小学生以下無料
阪急阪神お得意様カード、ペルソナカード、エメラルドSTACIAカードのご呈示で、ご本人様に限り入場料から100円割引

参照元:フィンランド独立100周年記念フィンランド・デザイン展
http://finnish-design2017.exhn.jp/

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