デザインから追及する味覚の多様さ~「味のカタチ」展~

その他
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「シルクロード」の為のコンセプト作品 2016年
デザイン:建築家 西森陸雄 料理:シエル エ ソル料理長 音羽創

 

バレンタインまであと一か月。そろそろ準備をする時期になってきましたね。雑誌やTVでお菓子関連の記事を見ることも多くなってきたのでは?

そんな1月~2月におすすめの面白い展覧会の情報を見つけました。

その名も「味のカタチ」展。

異なるジャンルのクリエイターが集うデザインプラットフォームforo08(フォロ・ゼロット)が企画している、五感とデザインの関係性をテーマにしたプロジェクトシリーズの第6弾です。

これまでに
「和菓子のかたち」
「香りのかたち」
「音のかたち」
「ツノムシ」
「視・点」
など、味覚だけでなく触覚や視覚とデザインの関係性を追及してきました。

味覚を構成する基本要素は
「甘味」
「塩味」
「酸味」
「苦味」
「うまみ」
の5つ。
このうち、「酸味」「苦味」は本来は危険な食べ物を避けるために存在した「痛覚」の一種でした。しかし、現在私たちはそれらすら「味わい」として楽しみ、身体の中に取り込むことが出来ます。

今回の「味のカタチ」では、香りや質感、温度や色や音などの五感を総動員するのみならず、情報や知識までをもトータルに感受する「味」の世界をデザインを通じて検証。

見た目は美しいけれど食べるとケガをしそうな飴細工や、今回の展示用に作り上げた奈良の鷲と木材で作り上げた茶室、シルクロードをテーマにしたコース料理など、展示の内容もバラエティに富んでいます。

「Dangerous Delicious」デザイン:インテリアデザイナー 橋本夕紀夫

「Dangerous Delicious」デザイン:インテリアデザイナー 橋本夕紀夫

参加アーティストは皆川明、建築家の西森陸雄と今村創平、インテリアデザイナーの橋本夕紀夫、グラフィックデザイナー/アートディレクターの松下計の5名。それぞれが独自の方法で「味」の世界を表現します。

まさに一味違った「味のカタチ」が可視化される世界。「味覚」を追求したい人には刺激的な体験になること間違いなしの展示です。

【イベント詳細】
「味のカタチ」展(仮称)
開催期間:2017年1月17日(土)~2日12日(日)
※毎週月曜日・火曜日、ならびに1月26日(木)は閉場。
時間:11:00~18:00(予定)
会場:奈良をテーマにした複合施設「ときのもり」
住所:東京都港区白金台5-17-10
会場URL:http://www.tokinomori-nara.jp/

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