職人たちの仕事を一望できる『日本の布ができるまで』展が有楽町の無印良品で

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私たちが普段何気なくふれている布たちは、いったいどうやって作られているのか。

その様子を伝えてくれる展示が有楽町のOpen MUJI Tokyoで開催されています。

無印良品 有楽町 Open MUJI Tokyo 日本の布ができるまで展

刺繍レース、ジャガード織、カットジャガード織、松坂木綿、注染、久留米絣、村山大島絣板締め、ニードルパンチ、有松・鳴海板締め絞り、手捺染……。

素朴で懐かしい風合いの布が並ぶ同展示は、その布がどうやって作られているかが分かるよう、職人の仕事風景を撮影したパネルや、実際に作業に使われる道具が並べられています。

パネルには職人さんたちの人柄を想像させる好きな言葉や一日の過ごし方なども書かれていて、何気なく身につけている布が、人の手を通して作られた物であることを想像させる内容になっています。

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機械の見落としを丁寧に人の手で補修して完成する刺繍レースに、何版もある柄を重ねてプリントしていく手捺染、こまめに手直しをしながら織り上げられるジャガード織……。

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製造の過程でさりげなく発揮される職人たちの手仕事を、完成した布とともに見ることで、よりはっきりと布の個性が見えてくるようになります。

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展示に書かれた職人の方々の年齢を見るに、近い将来、継承者のいないまま消滅してしまう技術もあるのでしょう。

普段なかなかまとめて見る機会のない、まさに「日本の布ができるまで」を一望できる今回の展示は、少しでも布に興味のある方なら、必見と言えるでしょう。

2016年4月8日(金)~5月29日(日)
開催時間:10:00~21:00
開催場所:無印良品 有楽町 2F Open MUJI Tokyo
参加費:無料

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