テクノロジーの祭典「Make Faire Tokyo2018」に行ってきました

スタッフの体験

今年もこの季節がやってきました。
テクノロジーの無駄遣いの祭典、Make Faire Tokyo2018!!!

 

昨年の記事で語りすぎたので今年は前置きは短めに。。
ITエンジニアにはお馴染みの、理工学書の出版社オライリー・ジャパン主催のデザフェス理系版ギークイベントです。(雑な説明!)

出展者は理系の学生さんや、ITエンジニア、IT企業が多めですが、ここ数年は小中学生もプログラムを使った作品を出展するようになっていて、なかなか面白い空気感です。

百聞は一見にしかず。ここからは写真多めのレポートになります。

 

■Pendeograph(Yuske Goto +Tanoue Masakiko)
PCワイヤー入力された文字を、ワイヤーで吊り下げられたロボがドローイングする。揺らぎがロボ自身の筆跡のようでもあります。

 

■Gboard物理手書きバージョン(Google)
PCのキーボードを指で文字状になぞると、文字に変換してくれる。むしろ労力UP!!ナンセンスさがたまらない。

 

■モーショントレース5指ロボットハンド(ぷらぎあ工房)
装着者の右手の動きをかなり忠実に再現するロボットアーム。握手する力加減とか細かい。

 

■エクスカリバー傘(Azb. Studio)
IoTを駆使し、雨の日だけ光り輝き、抜くことができる傘。あいにくメンテ中でした。。

 

■魔法の世界を実装する ext-Broom/AKARI灯り(MONO Creator’s Lab)
ハリーポッターのホウキに乗ったスポーツを体験できるデバイス。浪漫を感じる。

 

■MIDI自動演奏グロッケン(necobit)
鉄琴を自動演奏する装置。バチの部分は3Dプリンタで作成されていますが、思い通りのしなりになるまで相当大変と見た!

 

■ディープラーニング農業(workpiles)
様々なメディアで取り上げられた「TensorFlowとPythonできゅうりの仕分け装置」。
農家さんが感覚で決めたきゅうりの良し悪しを基準に学習するので、別の農家でやるとランク付けが変わると聞いたのは衝撃でした。
どれだけ学習をしても、”完全なきゅうり”の定義が定まらないのは奥深い。

 

■ツイスターゲームシーケンサー(InagiRecords)
ツイスターゲームで身体が乗っている箇所によって音を奏でる。1人~多人数プレイ可能。

 

■いっしょに腹筋VR(ゆるUnity電子工作部)
VRの女の子にお腹を踏みつけられながら腹筋するデバイス。これは体験しないとわからないですが、とてもハードルが高くて悶えました。爆笑。

 

■有機野菜水槽クリエーション Agrium(里山野菜)
綺麗な観葉植物のようですが、野菜を栽培しています。朝晩、霧を出して湿度管理をしてくれる。できた野菜は食べられる。一家に一台欲しい作品。

 

600ブース全部見たつもりが、相当見落としもあったようですが、、かなりお腹いっぱいになりました。

 

毎回、色々な気づきを得るのですが、今回は「経験は気づきを豊かにする」ということを痛感しました。

例えば、「作品の部品は3Dプリンタでできています。」と聞いた時。
「ふーん」で終わるか「CADがわかれば解決できるんですよね」と思うか。
はたまた「この形状、弾性、安全性、耐久性を持った部品を、納得できるクオリティにするのは相当の試作が必要だったはずだ」と気づき、制作者に畏敬の念を覚えるか。

出展作品に触発されて、自分で何かを作ってみて、はじめてモノづくりの難易度の高さがわかる。
世の中に当たり前に溢れているモノが、どんな技術によって作られているか。その片鱗に触れるだけで価値観は大きく変わるのではないかと感じました。

 

来年もまたこの季節に開催予定のようですので、興味を持たれた方は是非来年訪れてみていただければと思います。

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