文学を文学でくるむ「文学ブックカバー」を知っていますか?

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先日書店で「文学ブックカバー」という商品を見つけました。

その名の通り、文学作品をモチーフにしたブックカバーで、「銀河鉄道の夜」なら星空をバックに進む機関車。「吾輩は猫である」ならちりばめられた猫のシルエット。「蜘蛛の糸」なら、浅黒い朱に、自ら吐いた糸に垂れ下がる蜘蛛。

それぞれの作品を連想させるデザインが施されていて、1枚1080円。

家に戻って調べてみたところ、コウブツヤというブランドが展開しているグッズで、お店で見かけたものの他に、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」や、森見登美彦の「四畳半神話体系」など現代文学のブックカバーも作成しているようでした。他の作品を読んでいるときでも不自然ではないように、本体に作品名などは入っていないよう。

オリジナルブックカバーはもうずいぶん前から人気の高い雑貨のひとつで、デザインはもちろん、素材も布、紙、ビニールと豊富。本体だけでなく、スピン(しおり)部分にも工夫が凝らされていたり、バリエーションは広がるばかりのブックカバー界でしたが、意外とこうした作品にそのまま紐づいたデザインはなかったように思います。不思議の国のアリスなんかは時々見掛けましたが。

シンプルなアイデアですが、じわじわと人気が出ているのか、多くの書店で展開されているようです。

ブックカバーの作成をしている人は、自分が好きな作品のオンリーワンのブックカバーを作ってみてもいいかもしれませんね。

あるいは、オーダーで作品に合わせたカバーを作っても楽しいかもしれません。本にまつわる雑貨ならではの面白さですね。

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