透明標本、発酵食品、レトロ家電、骨董家具が一堂に会する不思議な展示「保存展」が池袋で開催中

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先日、池袋PARCO(PARCO DESIGN MUSEUM)で面白い展示を見ました。その名も保存展。各界のコレクターによるモノの保存、食材の保存、アーティストが作品にした保存など、さまざまな保存のあり方を見せる展示でした。

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参加者は家電蒐集家の松崎順一さん、日本発酵文化協会代表理事の横山貴子さん、透明標本作家の冨田伊織さん、Arche’ologieのブランドディレクターの中里恭宏さんと、それぞれ全く違った分野で活躍する人々。

博物学的な興味をかき立てるPCの変化の展示に、骨董家具やイスの展示、発酵食品の展示に、標本に独自の色づけをした透明標本の展示と、小さなスペースにそれぞれ違った世界が広がっていて、見応えがありました。展示のプロデュースはアッシュ・ペー・フランス BATOMA(場と間)。小さなスペースでいかにテーマを伝えながら、デザイン的に優れた見せ方をするかに心を砕いていて、その展示方法も勉強になります。

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中でも目を引くのはやはりすでに写真集の分野でスマッシュヒットを飛ばしている冨田さんの透明標本。

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死骸になってしまったものがその生々しさを全て排除されて、美しいオブジェになっている様子は不思議な面白さがあります。

写真撮影も可とのこと。会期は土日までですが、土曜は松崎さん。日曜は横山さん、冨田さん、中里さんがそれぞれ在廊し、質問に答えてくれるそうなので、気になる方はぜひ時間を調べて足を運んで見て下さいね。

PARCO DESIGN MUSEUM「保存展」
会場:パルコミュージアム
住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 池袋パルコ 本館7F
会期:2016年10月21日(金)~10月30日(日)
時間:10:00~21:00
※最終日は18:00閉場、入場は閉場の30分前まで。
入場料:無料

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