大手文具メーカーのコクヨが、「日常を少し上質に演出する、ワンランク上の付加価値」をテーマとした「ノートブック〈ReEDEN PREMIUM（リエデンプレミアム）〉」シリーズの新作「市松・七宝紋様」のノートを販売しています。
表紙に用いた浮き出し効果を表現できる特殊な印刷技法と、日本の伝統紋様を全面に施したスタイリッシュなデザインが特徴のこのシリーズ。今回は、市松紋様の紺表紙と、七宝（しっぽう）紋様の赤表紙のノートが登場しました。過去には黒の麻の葉紋様と白の青海波紋様が販売されていましたが、今回は紺の市松紋様と赤の七宝文様。
サイズは学校からオフィスまで幅広い用途で使えるA5と、持ち運びに便利なA6の2サイズ。中紙は琵琶湖・淀川水系のヨシを紙の原料の一部に使用しているとか！ 水質浄化や生態系保全など環境維持にもつながるそうで、地域とのつながりを大切にしようという意識が製品の中にも現れていますね。
伝統芸能と大手メーカーのコラボはもはや珍しくないですが、気軽に使える日用品の中にこうしたしゃれっ気を取り入れられているのは面白い。
販路が滋賀県内の主要文具店はじめ観光地のお土産売り場、コクヨグループ直営の通販サイトと限られているのが残念ですが、こうした日常をちょっぴり華やかに彩ってくれて、なおかつ文化の多様さに気がつかせてくれる商品、もっと流行るといいですね。
