plesheおすすめの4月に行きたいイベント5選

美術・博物館

 春らしい日が続いたと思うえば、急に雨が降り出して底冷えしたりとなかなか安定しない日が続きますね。

 4月~5月は大型連休に合わせてか、国立の美術館や博物館の展示が充実しています。今回は大型企画展を中心にご紹介。どれも5月まで続く、歴史的な展示ばかりです。


もっとも大きなトピックは東京都現代美術館が約3年にわたる改修休館を経て、リニューアルオープンしたことでしょう。これを記念し、現在は企画展「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」と「MOTコレクション ただいま / はじめまして」が開催されています。 「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」は、コレクションを中心に「編集」をキーワードに展示。1914年を起点とし、時代の流れを追いながら作品を紹介します。「MOTコレクション ただいま / はじめまして」では、休館中に新しく収蔵された約400点から、主に2010年代に制作された作品や修復後の作品を展示しています。充実の内容を観終わった後は、こちらも新しくなったカフェやレストランで疲れを癒しましょう♪

百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術&MOTコレクション ただいま / はじめまして
会期:2019年3月29日~6月16日
会場:東京都現代美術館
開催時間:10:00~18:00
休館日:月(4月29日、5月6日は開館)、5月7日
入場料:「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」一般 1300円、大学・専門学校生・65歳以上 900円、中学・高校生 600円、小学生以下無料
「MOTコレクション ただいま / はじめまして」一般 500円、大学・専門学校生 400円、高校生・65歳以上 250円、中学生以下無料



上野の国立博物館では、「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」が開催。東寺の仏像曼荼羅から、史上最多の15体が集結します。空海が密教の真髄を目に見えるかたちで表した「仏像曼荼羅」、密教法具のセット「金銅密教法具」、貴重な空海の筆跡が残る書状「風信帖」、現存する最古の彩色図で、近年東寺の西院で使用されていたものだと判明した「両界曼荼羅図」(西院曼荼羅〈伝真言院曼荼羅〉)など、東寺の歴史を伝えてくれる展示が京都から東京へ。

国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅
会期:2019年3月26日~6月2日
会場:東京国立博物館 平成館
開催時間:9:30~17:00(金土~21:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月、5月7日(4月29日、5月6日は開館)
入場料:一般 1600円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料



同じく上野の国立新美術館では「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」が開催中。オスマン帝国時代の貴重な宝飾品や工芸品、食器や武器、書籍など約170点を展示されています。こぼれおちそうなくらいに豊かな宝石で彩られた宝飾品から、当時のオスマン帝国の豊かさが伝わってきます。また、今回はグッズに展示品をモチーフにしたオリジナルアクセサリーが販売されます。現代でも身に着けられるようなデザインのアクセサリーがあるというのも面白いですね。

トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美
会期:2019年3月20日(水)〜5月20日(月)
開催時間:10:00〜18:00
※毎週金曜日・土曜日は20:00まで
※2019年4月26日(金)~5月5日(日)は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室 2E
休館日:火曜日※4月30日(火)は開館
入場料:一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生800円
HP:https://turkey2019.exhn.jp/



ネットで大ブレイク!の人気日本美術展。

画家以外の職業を持った夏目漱石や小林一茶の絵画のようなヘタウマ作品から、朴訥で飾りのない南画。不気味で不可解な人間描写の寒山拾得の禅画、権威に対し疑いの目を持ちながら、現代のゆるキャラを思わせる禅画を描いた仙厓などなど。

権威のフィルターから離れた「へそまがり」というフィルターのもと集められた絵画を紐解いていくことで、新しい美術の楽しみ方を見つけ出すことができる面白い展覧会です。

へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで
会期:2019年3月16日(土)~5月12日(日)
会場:府中市美術館
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜日)
開催時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
入場料:一般700円、高校生・大学生350円、小学生・中学生150円



4月末からは東京都美術館で「クリムト展」が始まります。金箔をふんだんに使った官能的な女性たちの姿は、多くの人々の心をとらえ、さまざまなカルチャーに転用されてきました。没後100年の記念に行われる本展では、残された点数の少ないクリムトの油彩画20点以上が来日。日本の美術館にはあまり収蔵されていないクリムト絵画をまとめて鑑賞する貴重な機会です。また、稲垣吾郎が本展のスペシャルサポーターに就任し、音声ガイドも担当します。2019年7月23日~10月14日には愛知の豊田市美術館にも巡回。

クリムト展 ウィーンと日本1900
会期:2019 年4月23日(火)~7月10日(水)
会場:東京都美術館
休館日:5月7日(火)、20日(月)、27日(月)、6月3日(月)、17日(月)、7月1日(月)
開催時間:9:30~17:30(金曜日は20:00 まで) ※入室は閉室の30 分前まで
入場料:一般 1,600円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円
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