コロナ禍の中、2週間延期の上、ヨコハマトリエンナーレ2020が開幕

美術・博物館

1都3県は新型コロナウィルス感染者数の増加に歯止めがかからず、作品が借りられないなどさまざまな理由で中止・延期になる展示もある中、ヨコハマトリエンナーレ2020が開幕しました。

当初は7月3日(金)からの開幕を予定していたものの、新型コロナウイルス感染症対策のため、開幕を2週間延期。して2020年7月17日(金)から10月11日(日)までの会期として開催されることに。

 

チケットは日時指定の予約制。オンライン販売、あるいは会場窓口でのチケット購入により、30分ごとの時間指定で入場枠を購入することができます。また、会場では来場者のマスク着用、手洗い・消毒、入場時の検温、会場内の消毒、換気、対人距離の確保、スタッフのマスク着用や検温の徹底するとのこと。

今回のアーティスティック・ディレクターは、インドの3人組アーティスト集団 「ラクス・メディア・コレクティヴ(Raqs Media Collective)」。彼らは展示において、5つのキーワードを挙げています。

 

1:「独学」自らたくましく学ぶ

2:「発光」学んで得た光を遠くまで投げかける

3:「友情」光の中で友情を育む

4:「ケア」互いを慈しむ

5:「毒」否応なく存在する毒と共存する

 

キーワードはコロナ禍の前に発表されたものですが、5つ目の「毒」は、奇しくもこの状況を暗示させるものになっています。

残念ながら「ラクス・メディア・コレクティヴ」の来日がかなわぬまま行われることになった同展覧会ですが、この状況において、アーティストが、美術館がどのような表現するのか、そして、自分たちはそれをどのように受け止めるのかを考えてはいかがでしょうか。

 

今後の移動制限を見据え、Youtubeでの解説動画もかなり細かく、充実したものになっています。

ヨコハマトリエンナーレ2020
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
会場:横浜美術館、プロット48(みなとみらい21中央地区48街区)、日本郵船歴史博物館
開場時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休場日:木曜日(ただし7月23日(木)、8月13日(木)、10月8日はのぞく)
料金:一般 2,000円、大学生・専門学校生 1,200円、高校生 800円、中学生以下 無料
※チケットは日時指定の予約制。
※会期中の金曜・土曜と会期最終日の10月11日(日)は20:00まで開場。
※10月2日(金)、10月3日(土)、10月8日(木)、10月9日(金)、10月10日(土)は21:00まで開場。
HP:https://www.yokohamatriennale.jp/2020/?gclid=Cj0KCQjw9b_4BRCMARIsADMUIyrLP8Wl66n3tS2hpbmEkrJ70nrVDyO5JflnJEJVQtFtRxZxj8zukDMaAtKcEALw_wcB
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCfnsw_LZ4iolnjEdyLZbXEA
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