美しい写真でバッグの歴史を追う『西欧700年のバッグ史』が発売

書籍

コロナに加えて雨風も強くなり、ますます外に出るのが大変な今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

新しい何かに出会って心を振るわせたり、ちょっと豪華な買い物で気持ちを盛り上げたりが難しい日々ですが、なるべくちょっとしたことで気持ちを温めておきたいですね。

 

さて、今回はお家でゆっくり眺めるのにぴったりのマニアックかつ豪華な本を紹介します。

 

その名も『西欧700年のバッグ史』。

ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)で20世紀と現代ファッションを担当するシニア・キュレーターのクレア・ウィルコックスによる「バッグ」の歴史をつづった本です。

 

ヴィクトリア&アルバート博物館の世界的に有名なコレクションを中心に、バッグを通して歴史や文化の移り変わりが見えるとても面白い本です。

16世紀の手刺繍された財布から、戦時中の幾度も手直しして使われていたカバン、2000年代の高級ブランド・バッグに至るまで、バッグはユーザーたちのニーズや願望を反映すると同時に、ファッションに対する姿勢も変えてきました。

生活用品としてのバッグや小銭入れが、時代や用途によって機能や見た目をどんどん変えていく過程が、本書では見事な写真とともに綴られています。

用途の移り変わりから人々の生活の変化を知ることもできるし、デザインの変化からファッションの歴史の一端を学ぶこともできます。

美しい写真と洞察の深い文章を読みながら、ゆっくりと自宅での時間を楽しんではいかがでしょうか。

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発行元:ガイアブックス
クレア・ウィルコックス(著/文)エリザベス・カリー(協力)和田 侑子(著/文)
定価:3,800円+税
ISBN:978-4-86654-046-7

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