熱帯夜のお供に夏の音を、西新井大師の風鈴祭りは今週末終了です

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梅雨もようやく明けたようで、早々に夏の暑さにやられそうな今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回はそんな夏の暑さに、小さな風を送り込んでくれる風鈴のお話を。

今では風鈴と言えば、ガラス製で、涼を取るために飾るというのが当たり前になっていますが、平安・鎌倉時代には魔除けのために銅製の風鈴が飾られていたそうです。

ガラス製の風鈴が出回るようになるのは江戸時代から。

長崎のガラス職人がガラスを見世物にしながら大阪・京都・江戸へ伝わっていったと言われています。

当初は高価で、とても庶民が気軽に手に入れることが出来なかったそうですが、技術の発展とともにお値段も手ごろになり、明治に入ってから最盛期を迎えたのだとか。

とても風鈴ではごまかしきれないほど夏が暑くなってしまいましたが、それでもその穏やかな音色や清涼感のある姿は、古来より変わらず私たちの気持ちを和ませてくれます。

そんな風鈴のお祭りが東京都足立区の西新井大師(にしあらいだいし)で開催されます。

ガラスの風鈴だけで無く、南部鉄、竹細工、九谷焼や有田焼など、さまざまな素材で出来た風鈴の展示販売。

夏の風物詩を眺めながらお寺で涼んでみてはいかがですか?

西新井大師境内にて7月31日(日)、10時〜16時まで。

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