知の殿堂であり、心の拠り所である空間・図書館の建築にフォーカスした『東京の美しい図書館』が発売

書籍

 図書館という言葉から、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

 

 本がたくさん読める場所。知識が蓄えられた場所。気持ちを落ち着けるために行く場所。無料で長居ができる場所などなど……。

 

 無料でさまざまな本に触れることができることに加え、長い時間を静かにひとりで過ごすことのできる空間。心の静寂と肉体の静寂の双方を保証してくれる図書館という空間は、多くの人々にとっての心の拠り所です。

 

 そして、図書館が図書館としての役割を果たすためには、誰にとっても居心地良く、本が傷まないように設計され、経年にも耐える耐久性にすぐれた空間が必要になります。

 

 そんな図書館と建築の関係に目をつけ、一冊の本にまとめた『東京の美しい図書館』がエクスナレッジから発売されました。

 

 

 日本を代表する建築家や若手の建築家、デザイナーが手がけた首都圏近郊のさまざまな図書館を、「公共図書館」「学校図書館」「旧図書館」の3つに分類し、美しい写真と文章で紹介しています。

 

 

 知の殿堂として膨大な蔵書や資料を収蔵している図書館。地域のランドマークとなる斬新なデザインの図書館。歴史ある建物をリノベーションした図書館。住民のディスカッションから生まれた図書館など登場する図書館は様々。それぞれの建築の個性と意図が、丁寧に紹介されています。巻頭には「日本の図書館 歴史ものがたり」という歴史の理解できるコラムも。本に出てくる図書館を実際に巡ってみるのも楽しそうです。

 

 

 図書館好きだけでなく、建築や空間デザインが好きな人にもおすすめの、密度の濃い本です。

 

書名:東京の美しい図書館
発行元:エクスナレッジ
著者:立野井 一恵
写真:山本 康平
定価:1,760円(税込)
判型:A5判
ISBN:978-4-7678-2909-8

 

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