モノづくりの魅力に触れる町の祭典「モノマチ2022」に行ってきました!

スタッフの体験

新型コロナウィルスの流行により、昨年、一昨年は毎年恒例のイベントの多くが中止に追い込まれました。まだまだ長い自粛生活が続いていますが、今年になってやっと再開したイベントもありますね

2011~2019年まで定期的に開催されていた「モノマチ」もそのひとつ。今年5/27(金)〜5/29(日)に「モノマチ2022」と題して3年ぶりに開催されました。

東京台東区の南部エリアは、クリエイターのアトリエやショップ、カフェなどが続々オープンし、モノづくりの町として近年注目されています。

そんな南部エリアで、職人やクリエイターが工房を公開したり、ワークショップやプロダクトを通してモノづくりの魅力に触れ合える楽しいイベントが開催される回遊型イベントが「モノマチ」。久々に開催された「モノマチ2022」に、プレシェスタッフTが行って来ました!

今回、スタッフTは幼い子供を連れての参加でした。

 

まず最初に訪れたのは、台東デザイナーズビレッジ。(通称:デザビレ)

こちらは普段は公開されていない施設。「モノマチ」など特別なイベント時でないと一般人は入れない場所です。
このデザビレには起業を目指すデザイナーやクリエイターが多数入居し、アトリエや工房を構えています。

デザビレに入居中のジュエリーブランド Philliamm(フィリアム)の阪本さんにお話を伺うことができました。

ブランドロゴや作品の螺旋に「男女間の性差別のみならず、様々な差別がなくなり、それぞれが段々と撚り合わさって一つになっていく」という深い意味を込めているというPhilliammさん。

細い螺旋状になったシルバーや金でできた繊細なリングがとても印象的でした。
ただ金属線を撚り合わせるのではなく、型を取り金属を流し込んでリング等にしているものもあるそう。職人技が光ります。

ジェンダーレスなラインナップの作品とともに、その願いが世界中に広がっていくといいと思います。

Philliamm(フィリアム)
https://www.philliamm.jp/

 

続いて立ち寄ったのは、アーキ株式会社さん。

ここにはStampaというトートバッグプリント工房があります。今回はトートバッグに絵を描くというワークショップが開催されていたため、家族の合作トートバッグを作るべく参加してきました!

まずは布書き専用ペンを使い、家族全員の手の形にペンでなぞります。

手形が取れたら、子供にペンを握らせて思うままに描いてもらいます。

絵が完成したら、描いたり塗ったりした色がしっかり定着するように、スタッフの方が高温プレスしてくれます。

完成ですー!

参加者は小さな子供が多く、会場に用意されていたペンとクレヨンを使って、皆楽しそうに好きなように描いていました。
ワークショップは普段はあまり経験しないことが体験できるので、いい思い出になりますね。

Stampa
https://stampa.tokyo/

 

続いて訪れたのは、若松屋さん。
浅草橋に営業所がある花火屋さんです。
線香花火を作る体験ができるワークショップが開催されていると聞いて、様子を伺いに行ってみました!

状況によっては事前予約なしでワークショップに参加できたみたいですが、行った時にはあいにく予約でいっぱいでした!
じっとできない幼い子も一緒では、ワークショップ参加は難しいと思っていたので、今回は横から覗くだけにさせていただきました。

作った線香花火は持ち帰ることができないので、その場で火を付けて、自分の作った花火がちゃんと燃えるかどうか試すところまでがワークショップの内容のようでした。
とても綺麗な火花を咲かせている人もいれば、きちんと燃えずに終わってしまった方もいて、単純そうに見えても、花火作りは難しいものなのだなと思いました。
小さな手持ちの花火にも熟練の技が込められていると思うと、今度花火で遊ぶときは、一本一本大事に楽しもうと思いました。

来年またワークショップが開催されるようなら、ぜひ参加したいです!

若松屋
https://www.wakamatsuya.tv/

 

最後に伺ったのはKONCENT 駒形本店さん。
店内には面白いアイテムがたくさんあって、ついつい引き込まれて立ち寄ってしまいました。

ここでは用意されたネコカップに砂を詰めてネコの形を作り、写真を撮って楽しもう!というコーナーが店内の一角に設けられていました。

不思議な手触りの散らばりにくい砂ですが、綺麗なネコの形にするにはちょっとコツがいりそうで、スタッフTが作ったネコは、ヒビ割れが三毛猫の模様みたいな面白い形になりました。

このネコカップは、砂や土、雪などで無限にネコを作れるアイテム。
キッチン道具として使えば、ネコゼリーを作ったり、ご飯をかわいく盛りつけできちゃいます。

この他にも店内には、生活が楽しく便利になるような、オリジナルブランドや、企業とのコラボレーションによるデザインプロダクトがたくさんありました。
それらのアイテムを通して、デザインとは、人も企業も幸せになれる架け橋のようなものなのだなと思いました。

KONCENT
https://koncent.net/

 

今回「モノマチ」に参加して、過去のイベントよりもずっと規模が大きく、参加企業やクリエイターの多かったことに驚きました。1日だけではとても周りきれないので、全日参加してもっとこのイベントを味わいたくなります。
細い路地を適当に歩くだけでも、あちらこちらで「モノマチ」ののぼりが掲げられており、会場はお客さんで賑わっていました。
範囲が広く、歩くにも限界があるので、自転車の利用をお勧めされていたほどです!レンタル自転車で「モノマチ」を巡っている方を何人も見かけました。

参加店を巡って自分だけのオリジナルガイドブックのZINEを作ろうという企画もあり、制作に使う特製フォルダを手にお店巡りを楽しんでいる方も数多く見かけました。

町工場や職人・クリエイターの作るものが、どこでどんな風にできているのかに、直接触れ合うことのできる貴重なイベント「モノマチ」。これからも広がり続けることを期待しています。

モノマチ
https://monomachi.com/

 

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