昭和モダンをイラストで楽しめる「昭和モダン 看板デザイン 1920-30s」「昭和モダン 広告デザイン 1920-30s」が販売

書籍

 大正末期から昭和初期、つまり1920~30年代は、西洋文化を積極的に取り入れることで独自の発展を遂げた時代であり、モダンガールという言葉に代表される、新しい人々の気風が生まれてきた時代でもあります。

 

 昭和モダンはこうした時代に生まれたさまざまな文化の総称です。建築やファッション、デザインなどが独自の発展を遂げ、今でも愛される魅力的な文化が誕生しました。しかし、1937年に日中戦争がはじまり、次第にこうした華やかな文化は失われていきます。

 

 そして今、昭和モダンは大正ロマンと並び「レトロ」の象徴のひとつとして人気を博しています。そんな昭和モダンのデザインを集めた書籍が2冊、青幻舎から発売されました。

 

 「昭和モダン 広告デザイン 1920-30s」「昭和モダン 看板デザイン 1920-30s」の2冊は、豊富な図版で当時の魅力的なデザインの数々を紹介しています。

 「広告デザイン」ではチラシ、ポスター、紙面広告、カット(挿し絵)、包み紙…200点を超える貴重な資料を一挙収録。身近な商品が絵本のようなイラストで表現されており、どこか懐かしい気持ちにしてくれます。

 「看板デザイン」では、日本の都市が大きく変貌を遂げた大正後期から昭和初期、いわゆる「昭和モダン」と呼ばれた時代の看板や街頭装飾、ショーウインドーのデザインを約200点紹介。カフェやバー、フルーツパーラー、洋品店などが立ち並び、都市文化が花ひらくなか、看板や街灯装飾などは、街並みの一部ともいえる重要な要素でした。

 デザインされた商品や看板の中には、今は見かけなくなったものも多数あります。昭和モダンデザインの魅力を一望できるだけでなく、過去への想像力をふくらませてくれるのも、この本の魅力でしょう。

 デザインの参考にしたい人はもちろん、レトロ好きな人は必読の1冊です。

 

書名:昭和モダン 広告デザイン 1920-30s
発行元:青幻舎
編著:青幻舎編集部(編集)
定価:2,420円
判型:B6判
ISBN:978-4-86152-874-3 C0070

 

書名:昭和モダン 看板デザイン 1920-30s
発行元:青幻舎
編著:青幻舎編集部(編集)
定価:2,420円
判型:B6判
ISBN:978-4-86152-875-0 C0070

 

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