本と工芸品を通して京都の街に親しむ展示販売イベント「本と工芸」が開催

その他

 読書の秋、京都で土地の魅力を活かした新しいイベントが開催されます。

 その名も「本と工芸」。京都伝統産業ミュージアムが主催し、京都にちなんだ本と、その本に関する工芸品を集めた展示販売イベントです。

 

 京都はもともと様々な物語の舞台となり、物語ごとに多様な顔を見せてきた都市です。今回の展示販売では、京都をテーマにした古典や小説、ガイドブックにマンガと様々なジャンルの本を揃え、さらには本とゆかりのある工芸品や、本を楽しむための工芸品が用意されます。

 

 選書は京都岡崎蔦屋書店が担当。森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」、柏井壽「おひとりからの静かな京都」、光村推古書院「京都手帖2023」河田久章「百人一首で京都を歩く」米原有二「京職人ブルース」などが店頭に並びます。

 

 また、日本で唯一の木版印刷の書籍を刊行している出版社「芸艸堂」の珍しい木版摺りの本の展示販売などもあります。

神坂雪佳「海路」77,000円

神坂雪佳が明治34年から35年までの半年間にわたる、ヨーロッパ各国の工芸事情視察帰国後、欧州報告の一つとして出版した図案集。明治35年に刊行された当時の版木を使用し、85年ぶりの完全復刻盤です。

芸艸堂「豆本シリーズ」1,760~1,870円

著名な図案集が豆本になって復刻。掌に収まる程度の小さな絵本です。

 

 また、本にちなんだ工芸品として、村上春樹「羊をめぐる冒険」を思わせる伏見人形の丹嘉「羊」23,100円や、田村将軍堂の「百人一首 特選」8,800円、竹笹堂の「ブックカバー」(文庫本サイズ)880~¥1,760円など、さまざまな商品が登場。

 さらに、週末22日(土)・23日(日)は本と一緒に楽しめる西陣にあるカフェ「天御八 TEN MIHACHI」のコーヒーとどら焼きが特別に販売されます。

 

 本と工芸を通して京都により深く親しむことのできる、読書の秋にぴったりのイベントです。

 

本と工芸
会場:京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー
会期:2022年10月17日(月)~10月23日(日)
※コーヒーとどら焼きの販売は22日・23日のみ
開館時間:9:00〜17:00(⼊館は16:30まで)
入場料:無料

 

タイトルとURLをコピーしました