老舗のお寿司屋さんに教わった美意識磨きの大切さ

スタッフの体験

以前もブログで紹介した、美しい江戸切子を使っているお寿司屋さんに、再度お邪魔しました。
以前のブログはこちら

美しい江戸切子を使っているお寿司屋さん

今回もきれいな江戸切子でお酒をいただき、お寿司を堪能したのですが、そこで今年83歳の大将から伺った話が印象的でした。

老舗のお寿司屋さん01

朝イチで仕入れをして、夜までずっと仕入れや片付けをする修行時代の職人さん。

当然自分の時間は限られており、遠出もなかなか出来ません。

そんな中、職人さんの多くは休みの日に呑む・打つ・買うに興じていたとか。

しかし、大将はデパートで美術品を観たり、公園で出会った人と将棋をすることに時間を使っていたそうです。

大将のそうした美意識はお店のあちこちに表れていて、入り口にししおどしを置いて和の空気を演出したり、お造りのお皿が1枚ごとに違ったりと、気持ちの行き届いたサービスがいたるところで提供されていました。

割れた江戸切子をなめらかに削って、お鉢代わりにしていたのも上品で気が利いています。

割れた江戸切子をなめらかに削って

こうした品格も、ふとした時間をどう使っているのかが表れているのかななんて思い、自分も気を引き締めなくては……と考えさせられました。

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