進化する韓国のグラフィックカルチャーを様々な切り口で紐解く一冊『K-GRAPHIC INDEX　韓国グラフィックカルチャーの現在』

近年ハイスピードで発展を遂げる韓国のデザイン。

文具やコスメ好きの間では、「韓国のデザインがかわいすぎてつい買ってしまった」「もう日本より前行ってる」という話もよく聞きます。

そんな韓国のグラフィックデザインの今を網羅した本『K-GRAPHIC INDEX　韓国グラフィックカルチャーの現在』が発売されています。

X世代からミレニアル世代、Z世代まで、グローバルな思考とローカルな実践をつないで躍動するグラフィックデザイナー22組の実践と思想をレポート。K-POPのデザインシーン、デザイン教育、ハングルフォントの動向などのコラムも充実しています。

映画のポスター・K-POPのアートワーク・出版物のデザイン・インディペンデント音楽シーンなど、さまざまな切り口で語る濃密な1冊。

グラフィックの美しさを照覧するだけでなく、時代の変化をとらえた内容は、読み物としても刺激的です。

グラフィックデザイン・編集・教育と幅広い領域で活動するグラフィックデザイナー・後藤哲也氏。長くアジアのデザインを研究し、たびたび韓国にわたっていた著者による、デザイナーたちとの時々のエピソードも本書に奥行きを与えています。

アジアの先端を行く韓国デザインの奥深さを味わい、考えを深められる1冊です。