ベトナム伝統の紙づくりを新しいデザインで提供する「Zo Project」が、丸の内の和紙専門店で取扱開始

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  ベトナムの伝統的な手漉き紙とモダンデザインを掛け合わせ、新たな価値を創造する「Zo Project」。

 

 その「Zo Project」の手漉き紙・ノート・アクセサリーが、日本各地の和紙やアジアの手漉き紙を取り扱う「丸の内 和紙舗大直」にて、販売を開始しています。

 

 「Zo Project」は、一つひとつ丁寧に作られた手漉き紙と、アーティストによるデザインを掛け合わせ、新たな価値を創造している社会的企業で、女性起業家 Tran Hong Nhung(チャン・ホン・ニュン)氏によって立ち上げられました。

 「Zo Project」で扱う紙の一つ「Do ペーパー」は、3世紀にベトナムで登場した古代の製紙技術を用いたもので、16世紀ごろから作られています。

 

 紙の原材料となる「Do」という植物の採取、皮を剥ぎアルカリ性溶液で煮る、繊維を叩きほぐす……などと、ほとんどの工程を伝統的な手作業で行うため、数週間から数ヶ月要することがある、大変手間のかかるものでした。

 ニュン氏がベトナムの伝統的な紙漉きと出合った10年ほど前には、紙漉き工房は1〜2軒しか残っておらず、数少ない工房で作られた紙は、ほとんどが伝統的な版画用の用途でしか使われておりませんでした。

 

 そこで、ニュン氏はまず、伝統的なベトナムの紙が「もっと日常的に使われるように」と、紙漉きの技法を伝承するプロジェクトを立ち上げ、多くの人が手に取りやすいようにと、アーティストによるデザインを施したノートやポストカード、アクセサリーなどを作って商品化を勧めました。

 

 衰退の危機にあったベトナムの伝統的な紙漉き技法を伝承し、手漉きの紙がもっと日常的に使われるようにと現代的なデザインの製品を生み出し、世界へ発信している同企業に、和紙を日常的に使える製品として開発している大直が、Zo Project の活動に共感したことが、今回の取り扱いのきっかけになったとか。

 

 実店舗での販売を手掛ける「丸の内 和紙舗大直」は大直の直営店舗。

 

 手漉き紙、ノートブック、グリーティングカード、はがき、封筒、ピアス、ブレスレット、ベトナム地図といったさまざまな文具・アクセサリーが店頭に並びます。

 ベトナム伝統の紙と、最先端のデザインが合体した「Zo Project」の魅力に、店頭で触れてみませんか?

 

Zo Project 〜ベトナム伝統手漉紙とモダンデザインのソーシャルグッドな出合い〜
場所:丸の内 和紙舗大直
期間:2023年3月6日(月)〜3月31日(金)
営業時間:平日・土曜 11:00~21:00
日曜・祝日 11:00~20:00
※販売状況によって期間が前後する場合がございます。

 

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