上品で温かみのある革小物のステーショナリーで高い評価を得ているポスタルコ。
通常、顔料を使って染められる革製品ですが、たとえばポスタルコを代表する商品「リーガルエンベロープ」(A4書類の持ち運び用の革ケース)では、染料を使用しています。
染料はしみこませるように革に色をつけていくため、少しの傷なら乾いた布でふき取れば自然と革の一部としてなじんでいくのだとか。
長い年月をかけて付き合えるそのデザインは、じわじわと人気を得ています。
ポスタルコという不思議な響きの由来が郵便のPOSTALと、会社のCOMPANYを併せた造語であることや、トレードマークが伝書鳩というのもどこか茶目っ気を感じて魅力的ですね。
そんなポスタルコの創業から現在までの歴史や、親しみやすく使いやすいデザインの秘密を解き明かす本「水たまりの中を泳ぐ」が刊行されました。著者は共同創業者のマイク・エーブルソンとエーブルソン友理。
豊富な写真やスケッチ、テキストから読むポスタルコのデザイン。そこには、生活の中で浮かんだ疑問を、どのような方法で製品に落とし込んでいくかという、デザインにとって普遍的な問いの答えが明かされています。
もし、あなたが日常の中で使う何かを作る人ならば、何度でも振り返って問い直すべき知がそこには眠っていることでしょう。
【書籍概要】
書 名:水たまりの中を泳ぐ―ポスタルコの問いかけから始まるものづくり
著 者:マイク・エーブルソン、エーブルソン友理
定 価:3,000円+税
書 名:水たまりの中を泳ぐ―ポスタルコの問いかけから始まるものづくり
著 者:マイク・エーブルソン、エーブルソン友理
定 価:3,000円+税
画像引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000313.000012109.html