plesheおすすめの6月に行きたいイベント5選

　もうすぐ6月ですね！

　5月初旬は肌寒いくらいだったのに、いきなり暑くなったりと、安定しない気候にびっくりですが、体を壊さないようにやっていきましょう。6月のおすすめのイベントは。

横浜美術館開館30周年記念  Meet the Collection ―アートと人と、美術館

開館30周年を迎える横浜美術館の企画展は、1万2千点を超えるバラエティ豊かなコレクションの中から、絵画、彫刻、版画、写真、映像、工芸など400点を超える作品を全館を使って展示するというもの。さらに、 束芋、淺井裕介、今津景、菅木志雄をゲストとして招き、コレクションと組み合わせることで、新しい作品との出会いを創出します。また、6月2日は横浜開港記念を祝し、無料で入場が可能。みなとみらい散歩のついでに、ゴージャスな展示を味わってみては？

花と器のハーモニー2019

外国人居留地山手の丘に建つ7つの館を、トップフラワーアーティストや華道家が演出する「花と器のハーモニー」が今年も開催。100周年を迎える大倉陶園の基調講演やフラワーアレンジメント講座、恒例の「花育！子どものためフラワーアレンジメント教室」など、各館では関連イベントも実施。また、山手西洋館から歩いてすぐの元町商店街も連携して、花の模擬競りや、バラの切り花プレゼントなどを行います。花の美しさを楽しみながら、帰りはゆっくりお買い物も楽しそう。

ゆかた　浴衣　YUKATA　すずしさのデザイン、いまむかし

夏の気配を感じる6月にぴったりの展示が泉屋博古館分館にて開催中。江戸時代の浴衣から、鏑木清方など近代の画家がデザインしたゆかた、昭和の人間国宝のゆかたなど、様々なゆかたを直接目にすることができます。また、染めに使われる型紙や、当時の風俗を描く浮世絵など、素朴でありながら繊細さを兼ね備えたゆかたの魅力を、目にすることができます。前後期で大幅な展示替えがあるため、気になる人はぜひ6月16日までに一度足を運ぶことをおすすめします。

縮小／拡大する美術　センス・オブ・スケール展

横須賀美術館ではちょっと変わった展示が開催中。日常生活を再現した精巧なミニチュアから、大型のオブジェ。あるいは鳥瞰図のような絵画など、大きさの感覚が近くに大きな影響を及ぼす作品を展示しています。また、反射望遠鏡を生み出した国友一貫斎や、細胞をセルと名付けたロバート・フック、雪の結晶を研究し、顕微鏡で撮影した中谷宇吉郎など、拡大の歴史についても学ぶことができます。

ショーン・タンの世界展　どこでもないどこかへ

オーストラリアの絵本作家、ショーン・タンの作品展がちひろ美術館で開催中。2011年3月に刊行された「アライバル」は、家族のために見知らぬ土地へ旅立った男が、奇妙な生き物のうろつく土地で生活していく様子を言葉を一切用いずに描いた傑作で、東日本大震災直後の日本で広く受け入れられました。ショーン・タンの作品世界では「ここではないどこか」や「実在しない不思議な生き物」が繰り返し描かれますが、その中には常に私たちの日常や社会が映し出されています。私たちの生の複雑さを描きながら、優しく肯定するような世界。展示では原画のみならず、立体作品、資料、映像を通して、ショーン・タンの世界に触れることができます。