ウルトラ植物博覧会とシャネルのショーウインドウが魅せた植物の魅力

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先日、銀座で開催中のウルトラ植物博覧会に行ってきました。

植物の蒐集家・西畠清順さんによるコレクション展示。
希少かつ奇妙な植物45種が、内田鋼一さんの器とコラボするという面白い展示でした。

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私たちが植物と聞いて想像する静のイメージから少し離れた、ダイナミックかつこちらの想像を超えたインパクトのある植物が並んでいます。

ねんどをねじったような木もあれば、水木しげるの描く妖怪のような蘭もあり、まるでマックロクロスケみたいなサボテンもある。

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人の頭の中からゼロで考え出すことはなかなか出来ないような不可思議な造形。ものを作る人ならインスピレーションを受けざるをえないのではないでしょうか。

ちなみに、展示に寄せて下のような言葉が会場に飾られていました。

ひとつ勘違いしてならないのが、植物はアートではない。アートの元であり、アートよりも地球上に先にあったものであることは歴然たる事実だからだ。

人間が想像し、造形するアートではなく、人間がアートを造形する源泉になる存在が植物と言うことでしょう。

さて、「この面白さを何かに活かせないか」なんて考えながら銀座の街を歩いていると、まさに植物の面白さを活かした空間が同じ街にありました。

それはシャネルのショーウインドウ。

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サボテンを雪のようにあしらった上品な展示がマネキンを引き立てていて、さすが一流は面白いことを考えます。

「アート以前の造形」植物の魅力を違った形で表した展示が同じ街に存在する不思議な一時でした。

【開催概要】
ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち
会期:2016年8月4日(木)〜9月25日(日) 53日間
※会期中無休
開館時間:11:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)
入場料:無料
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
東京都中央区銀座 1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅7番出口すぐ

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