pleshe β(プレシェ ベータ)ブログ担当のI、先日アクアマリンふくしまに行ってきました。
開館16年目の水族館。震災で飼育していた生物が大量死したり、水槽が破損したりと、多くの苦難に晒されましたが、負けずに開館中。
鰹節削りイベントや、魚を観ながら寿司が食べられるカウンターなど、シャレの効いたイベントを運営したり、震災後の海の生物を変化を調べるワークショップをしたりと、「海のこと、生きもののことを知ってほしい!」という熱い情熱を感じました。
水族館はもちろん楽しかったのですが、驚いたのがおみやげコーナーのチンアナゴグッズの数々!
ぬいぐるみ風ストラップや金属のキーチェーン、文房具のほか、巨大な抱き枕まで。
ここ数年、人気を拡大し続けているチンアナゴですが、その熱は未だに沈静化せずに水族館の稼ぎ頭のひとつになっているようです。
名前のインパクトがチンアナゴの知名度アップに一役買っているでしょうが、人気の秘密はやっぱりその独特の姿でしょう。
ムーミンに登場するニョロニョロのような不思議な体にくろぶち模様。グッズを作ってくれと言わんばかりの造形です。
Iは動物園や水族館のおみやげコーナーがとても好きなのですが、その理由の一つに生きものたちの造形の面白さにふれられるからというのがあります。
だって、キャラクターとして定着しすぎていてもう当たり前のように思っているけど、ペンギンの造形って、すごくないですか?
頭からおしりまでタキシードを着たようなつややかな黒で、胸元だけが白ってかっこよすぎじゃないですか?あとパンダとか。
合理的な形をしているはずの生きものが、時にとても毒々しい色だったり、想像もつかないような不思議な形だったり。
そういう生きものの面白さが、ぬいぐるみやストラップという形で出てくるのを見るのが、とても刺激的なのです。
下の写真はカニですが、まるで日本画みたいでかっこいい!!
もし、キャラクターグッズやイラストを作ってはいるけど、なかなか面白いものが出来ないと思っている人がいたら、真っ先に動物園や水族館に行ってほしい。頭の中で作りあげたキャラクターでは追いつかない、面白い生きものたちが待っているはずです。
しかし、不思議なのはチンアナゴ自体は昔から存在する生物なのに、キャラクターとしてブレイクしたのはつい最近ということ。
二本足で立つレッサーパンダの風太くんや、ディズニーのファインディング・ニモで有名になったクラウン・アネモネ・フィッシュなどなど、こうした「ある日突然キャラクターとしてブレイクする生物」は一定周期で存在します。
人気の出そうな面白い生きものに目を付けて、早々とグッズ化しておいてブレイクを狙うのもありかもしれませんね。