カルティエと日本のかかわりを一望できるカルティエと日本 半世紀のあゆみ「結 MUSUBI展」が開催

美術・博物館

 東京国立博物館表慶館では、7月28日(日)まで、「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」が開催されています。

 カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し開催する展示で、左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを通して、カルティエと日本のかかわりを表していきます。 

 第一部では、「カルティエ コレクション」(メゾンのヘリテージコレクション、1983年創設)の作品やアーカイヴ資料、現代アーティストの作品、そして個人的なエピソードなど、170点を超える展示品が揃います。

 カルティエのクリエイションにおける日本からの影響を示す展示のほか、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、当時展示された「カルティエ コレクション」の作品の中から厳選されたものを再び展示します。

 最後の展示室では、自らの価値観に忠実でありながら、常に現代アートや日本など、さまざまな世界から影響を受けながら制作を続けてきたカルティエの軌跡を紹介します。

 また、カルティエ財団はこれまで、さまざまな日本人アーティストの発掘・再発見を行ってきました。絵画、写真、建築、デザイン、あるいは映像など、さまざまなジャンルのクリエイションを結びつけるカルティエ財団の功績を、120 点を超える財団所蔵作品、あるいは本展のためにアーティストやギャラリーから借用した作品を通して伝えます。

 参加アーティストは荒木経惟、石上純也、ウィリアム・エグルストン、川内倫子、北野武、ジャン=ミシェル・アルベロラ、杉本博司、束芋、中川幸夫、宮島達男、松井えり菜、村上隆、三宅一生、森村泰昌、森山大道、横尾忠則。分野も表現のテーマも違う様々なアーティストの作品が一堂に会します。

 カルティエの軌跡のみならず、カルティエ財団のこれまでを通し、日本とカルティエの結びつきを紹介する展示。

 表慶館の内装ともあいまって、特別な展示になること間違いなしです。

カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
会場:東京国立博物館 表慶館
会期:2024年6月12日(水)~7月28日(日)
休館日:毎週月曜日、7月16日(火) ※7月15日(月・祝)は開館
開館時間:9:30~17:00、金・土曜日は19:00まで(入館は閉館の30分前まで)
入場料:一般1,500円、大学生1,200円
HP:https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=11080

タイトルとURLをコピーしました