こんにちは！
ブログ担当Iです。
今回は、上野で見つけたあるガラス細工のお話をします。
先日お祝い事のために上野の老舗のお寿司屋さんのランチに行ってきたのですが、そこでさりげなく出てきた江戸切子のグラスがとてもすばらしかった！
一見持ちにくそうなデザインなのですが、手に持つと細かな切り込みと突き出た部分のバランスがとてもよく、手になじみやすい。
つかむと切り込みのおかげで手が滑らず、指の腹に当たる突起がなぜか気持ちいいとても使いやすいデザイン。
手にするまでわからない洗練された作りに思わず声が出てしまいました。一緒に出てきた日本酒用のガラスの急須も、中央にガラスの筒があり氷でお酒を冷やせるようになっている粋なつくり。
もうひとつ感動したのは、お店の方がお盆の上にきちんと真っ白な紙のコースターを置いて、江戸切子の美しさがわかるようにしていたこと。さりげなく発揮された洗練された技術と、それをきちんと嫌味なく見せる側の心意気を感じてうれしくなりました。
グラスに感動してカウンターの大将に話しかけてみたら、このグラスはお店のためのオーダーメイドだとか。
すてきな作品や製品というのは、それを受け取って活かそうという気持ちがあってより引き立つ物なのだと改めて思いました。すてきな器や家具を使うときは、その魅力がきちんと発揮できるように自分自身で気をつけなければ！
お寿司のおいしさはもちろん、ものづくりをしている人々の気持ちに答えることの大切さを、お寿司屋さんから学んだ日でした。
そうそう、ちょうど週末16日、17日にすみだガラス市というイベントがあるそう。いろいろな職人さんのガラス細工を見るいい機会になると思います。皆さんもよければお立ち寄りください。
「すみだガラス市」
日時： 2016年10月1日（土）、2日（日） 10:00～16:00 ※小雨決行
場所：墨田区大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」
ＪＲ「錦糸町」駅北口より徒歩5分、半蔵門線「錦糸町」駅より徒歩7分
ＪＲ「両国」駅東口より徒歩15分、都営大江戸線「両国」駅より徒歩10分
