「本当につくりたいのはこれだ!刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」デザインのひきだし31号は文具好き必携

限定品

デザイン書、美術書の老舗出版社、グラフィック社が発行している「デザインのひきだし」。

書籍、ポスター、パッケージなど印刷物のデザイナーや制作者に向けて作られたこの雑誌は、デザインの情報だけでなく、「アイデアをどうやったらうまく紙、印刷物に落とし込めるか」という技術についての情報も網羅しています。

具体的には工房、工場や作家への取材はもちろん、全国の印刷会社から協力をあおいで出来た印刷見本の実物の綴じ込みなど、1冊ごとが見本帳になるこの雑誌は、読み応えはもちろん、見応えもたっぷりという密度の高い専門誌です。

すでに制作11年目を迎えるこの雑誌ですが、最近では見本帳の決定版と銘打たれた「27号 印刷美術大全」や、108種類の特殊印刷加工を綴じ込んだ「新しい特殊印刷加工の教科書」といった特集がネットを中心に大きな話題となり、完売のち高額転売という状況を生み出していました。転売は困ったものですが、人気が高いからこその結果という一面もあり、業界内にとどまらない注目度の高さがうかがえるエピソードでもあります。

さて、そんな「デザインのひきだし」の31号は「本当につくりたいのはこれだ!刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」。

紙にとどまらないさまざまなノベルティグッズと、その制作方法が掲載されています。「小ロットでのオリジナルグッズ製作には、既製品を購入して箔押しという手もあり」「竹骨のうちわの発注先や単価、ロット数、納期の紹介」など実戦的な内容は、グッズを作る予定なんてなくたって面白いし、なんなら10人くらいの内輪で共有するためのアイテムとして作ってしまいたくなるくらい。

さらに、この特集は付録としてヒグチユウコ画の「めいしばこ」、型抜きマスキングテープ、レーザーカット封筒、ラミナピアス「箔シール」など豪華な見本がついてきます。何かを制作する立場でなくても、雑貨や文具が好きなら購入マストと言っていいでしょう。

発売は6月8日。その凝った内容ゆえ、小ロットでの再版不可能な「デザインのひきだし」。お買い逃しのないようお気をつけ下さい!

デザインのひきだし・制作日記:http://dhikidashi.exblog.jp

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