まるでガラス細工のような美しい飴細工を制作するアメシンが浅草に新店をオープン

まず、この写真を見てください。

一見、ガラス細工のように見えますね。

しかし、右手の文字には「浅草　飴細工　アメシン」と書いてあります。

「あれ？飴細工って白いものじゃないの？」と思ったあなたは鋭い。

飴細工の専門店・アメシンは独自に開発した白い飴細工によって、まるで工芸品のような美しい飴細工を作っているのです。

90度ほどに熱して柔らかくなった飴をはさみと素手で、さまざまな動物や縁起物の形に成形する飴細工。お祭りでふと職人さんに出会い、数分間という短い時間の中であっという間に作り上げられる小さな工芸品に目を奪われた経験がある人も多いでしょう。しかし、飴細工はもともと飴を売るためのパフォーマンスとされていたため、工芸としての価値を高めたり、その技術を保存したり……という動きがなかったのだとか。

アメシンの運営会社である手塚工藝株式会社では透明な飴による新しいデザインの可能性の追求、オーダーメイドでの制作などのほか、弟子の育成や体験教室の開催など、飴細工を次世代に残すさまざまな試みを行っています。

そんな同社が、今回新しく「浅草 飴細工 アメシン 花川戸店」をオープンすることになりました。

同社はこれまでも台東区今戸の「浅草本店工房」で飴細工体験教室を開催していましたが、国内外で体験型旅行のニーズが増加したため、これまで以上に多くの人に飴細工を体感してもらいたいと、「花川戸店」をオープンすることになったのだとか。

もちろん、体験教室だけでなく飴細工やアメシンオリジナル飴製品のご購入も可能。

浅草に立ち寄った際は、新しくなった工房で飴作りにチャレンジしてみたいですね。

体験教室は行っていませんが、飴細工の実演と販売はアメシン東京スカイツリータウン・ソラマチ店でも行われており、こちらも要チェックです。