まるで生きた金魚を閉じ込めたような不思議な絵画「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」が開催

美術・博物館

猛暑の続く夏、清涼かつ美しい展示が平塚美術館で行われています。

 

その名も「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」。

まるで生きた金魚を閉じ込めたような不思議な絵画「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」が開催

 《金魚酒 伽琳》2016年_個人蔵

アクリル絵の具で金魚を描くという手法により、まるでその場に本当に金魚が存在するかのような画を描く深堀隆介による大規模個展です。

 

器の中に樹脂を流し込み、表面に少しずつ金魚を描いていき、さらにその上から樹脂を重ねるという独特の手法を繰り返して完成する金魚。

制作風景2

樹脂の中に本物の金魚を閉じ込めたような錯覚を起こさせるリアルなその作品は、絵画なのか立体作品なのかよくわからない不思議さも含めて、多くの人を虜にしています。

 

深堀の金魚人気の理由は、モチーフの親しみやすさもさることながら、透明な樹脂の中にあることで際立つ色合いの美しさにあるのでしょう。それは、時に生命力を。時に、儚さや頼りなさを感じさせます。

生き物の中に潜む美を取り出して私たちに見せてくれる深堀作品。

今回は、初期の立体作品に加え、初公開となる新作インスタレーション「平成しんちう屋」を含む約200 点の大規模展示となります。

《平成しんちう屋》制作風景

ぜひ、平塚美術館でその美しさを直接目にしてください。

 

会 場:平塚美術館
会 期:2018年7月7日(土) ~ 9月2日(日)
休館:月曜日(ただし7/16は開館、7/17休み)
開場時間:9:30 ~ 17:00(入場は16:30まで)
入場料:大人900円、学生500円
HP:http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/index.html
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