江戸時代のケータイストラップ!元祖「カワイイ」根付370点が集結「細密工芸の華 根付と提げ物」がスタート

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江戸時代の日本に、今で言う「ストラップ」のようなものがあったのを知っていますか?

巾着や印籠のヒモを留めていた根付と呼ばれる小さな工芸品です。大きさは卓球のボールより一回り小さいくらいのものが中心。犬、猫、鼠、狐、鶴などの動物や、布袋さんの姿、兜や扇子などの形が象牙や木に彫られています。

 根付の多くは男性の提げ物の留め具として使われていましたが、キュートでユーモアのあるものが多く、性別問わず惹きつけられる魅力にあふれていて、まさに元祖「カワイイ」という風格。

身の回りのものや神話の人物をキャラ化して、小さくして持ち歩くという習慣は、江戸時代からあったんですね。

洗練された細工の根付は日本より先に海外でその評価が高まりました。ボストン美術館、ロサンジェルス・カウンティー美術館、ロンドンのヴィクトリア&アルバート(V&A)美術館など で常設展示も行われていますし、大英博物館のアーカイブページでは、たくさんのキュートな根付の写真を見ることができます。

ただ、海外に引っ張られてしまったために、日本でまとまったものを見るのが意外に大変という難点も。

そんな根付の特集展「細密工芸の華 根付と提げ物」が4月2日からはじまります。

場所は墨田のたばこと塩の博物館。370点以上の根付に加え、巾着、印籠、たばこ入れなどの提げ物も展示。実際に根付がどうやって使われていたのかを眼に出来るとか。

洗練されたデフォルメを細かな細工を楽しみながら、江戸の昔から続く、日本人の「カワイイ」もの好きを感じ取れる、そんな展示になること間違いなし!

一見渋めの展示ですが、雑貨好き、ハンドメイド好きにも見逃せないイベントです♪

たばこと塩の博物館 2階特別展示室
2016年4月2日(土) ~ 2016年7月3日(日)

開館時間
午前10時〜午後6時
(入館締切は午後5時30分)入館料
入館料
大人・大学生 100円
小・中・高校生 50円
※特別展は別料金の場合があります。
休館日
月曜日(月曜が祝日、振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
臨時休館:2016年4月1日(金)

特別展(入館料)
一般・大学生 300円
小・中・高校生 100円
満65才以上の方 150円

たばこと塩の博物館WEBサイトはこちら

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