伝統工芸の工房へのアクセスを推進する「京都工房コンシェルジュ」がコロナ対策を拡充してリニューアルオープン

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 多くの職人が暮らす京都の町で、気軽に工房を訪れ、職人たちの技術に触れることができる施設「京都工房コンシェルジュ」が、2021年10月1日からリニューアルオープンしています。

伝統工芸品の魅力を実感・再発見できる「京都工房コンシェルジュ」

 「西陣織」や「京焼・清水焼」といった日本が誇る伝統工芸が多数存在する京都。今でも伝統工芸に携わる多くの職人が、茶道、華道、能、花街をはじめとする日本文化を支え、現代の暮らしになじむ逸品を生み出しています。

 

 そうした伝統工芸に気軽にふれるための情報サイトとして、京都伝統産業ミュージアムが2016年に開設したのが「京都工房コンシェルジュ」でした。

 

 ろうそくの絵付けからろくろ体験、瓦職人による鍾馗人形の制作など、さまざまな伝統工芸の工房の見学や体験を提案・案内してくれます。

 通常は一般に公開されていない工房を中心に、実際の制作風景を見学でき、製作体験や買い物ができる同サイトは、通常の観光では得ることのできない京都の奥深い魅力を感じることができると好評を博していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、中止を余儀なくされていました。

 

 今回はカップル・家族向けの体験講座の拡充や、コロナ対策を徹底した工房のみを登録するなど、コロナ対策やコンテンツの見直しを行った上でのリニューアルオープンとなります。

 本物志向で上質な観光サービスを求める人や、気軽に本格的な伝統の技・魂に触れたいと望まれる「伝統工芸ファン」の方は、新たにスタートした「京都工房コンシェルジュ」にアクセスしてみてはいかがでしょうか。

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HP:https://www.kyotoartisans.jp/

登録予定工房:織匠平居(西陣織)

       奏絲綴苑(西陣織)

       富宏染工(京友禅)

       雀休(京こま)

       森俊山(京焼・清水焼)

       雲楽窯(京焼・清水焼)

       河井工房(京焼・清水焼)

       陶あん(京焼・清水焼)

       大西常商店(京扇子)

       丸二(京からかみ)

       塩見団扇(京うちわ)

       浅田製瓦工場(京瓦)

       松井酒造(清酒)

       中村ローソク(和蝋燭)

       日吉屋(和傘)             

       ※今後も随時追加予定

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