化粧の意味を科学で問う「化粧展〜なぜ人は化粧をするのか〜」がみなと科学館で開催

美術・博物館

アプリでの写真の加工が当たり前になったり、男性の化粧が少しずつ浸透して来たり。日々変化する私たちと「化粧」の関係。その化粧をテーマに、港区立みなと科学館が14日から個性的な企画展を開催します。

 

その名も、「化粧展~なぜ人は化粧をするのか~」。

 

そもそも「装う」ことにはどのような目的があるのだろう?という問いを出発点にし、プロローグでは、色鮮やかな昆虫の姿から、美しく装うことの意味について考察。また、化粧の歴史に目を向け、魔除けや信仰に基づいた世界の様々な化粧を紹介しながら、化粧の原点が何なのかを探ります。

 

「装いの化粧」のコーナーでは、江戸時代に発展した紅や白粉、お歯黒を、成分や製法等、科学の側面から紹介。

 

また、「健康と化粧」のコーナーでは、肌への安全性やスキンケアの観点から化粧について探ります。肌を清潔に保つ洗顔や日焼け止めの仕組みも紹介。

 

更に「新しい化粧の楽しみ」のコーナーでは、コンピュータ上で自動メイク技術も体験可能。新しい化粧の楽しみ方を紹介し、これからの化粧の在り方を考えるきっかけを作ります。

 

関連イベントも充実しており、子ども向けには、紅花の色素を抽出してハンカチを染めるワークショップや、親子で洗顔や日焼け止めについて学ぶイベントを開催。

 

大人向けには、江戸時代のお歯黒について学びながら、簡易的な疑似体験(サメの歯を使用)ができる講座が開催。その他、香りをテーマにしたテーブルサイエンスや「オモロ福笑い」、クイズラリーなども。

 

私たちの心に大きく作用する化粧について、科学の眼で改めて見つめ直してみませんか。

 

化粧展~なぜ人は化粧をするのか~
会場:港区立みなと科学館
会期:2021年12月14日(火)~2022年1月30日(日)
休館日:12月29日(水)~1月3日(木)・1月11日(火)
開館時間:9:00~20:00(プラネタリウム最終投影 19:00開始、最終入館時間19:30)
入場料:無料 ※プラネタリウムは有料 一般投影(1回分)大人600円/小・中・高100円
HP:https://minato-kagaku.tokyo/

 

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