個性的なクリエイターが入居している「浅草ものづくり工房」の施設公開イベントに行ってきました!

スタッフの体験

東京台東区はものづくりの街として、デザイナーや職人の工房、ショップが多く集まる地域が点在しています。
特に浅草一帯は『靴の街』として革靴作りが盛んな地域。靴や皮革製品の工房が多数居を構えています。
浅草へ遊びに行くと激安靴屋さんをよく見かけるのも、そのような理由が関係しているからなのでしょうか。

そんな靴の街にあるクリエイターを支援する施設「浅草ものづくり工房」では年に一度、一般公開されない施設を公開し、それに合わせて販売やワークショップを行うイベントを行なっています。

今回その情報を偶然掴んだプレシェ担当Tが、どのような場所なのか調査しに、イベントに参加してきました!

「浅草ものづくり工房」は台東区立産業研修センター内にあります。
施設公開イベントでは、入り口に無限にシャボン玉が発生する装置があり、子供たちを楽しませていました。
1階の中庭には雑貨販売コーナーの他にもキッチンカーやフォトブース、製作体験コーナーなども設置されており、家族で楽しむ様子が見られました。
機械研修室という部屋では事前予約制のスニーカーを手作りするワークショップも開催されていて、参加者の皆さんが真剣に制作されていました。いつか機会があったら担当Tもぜひ参加して、世界に一つだけのスニーカーを作ってみたいと思います!

さて、浅草ものづくり工房の各部屋の様子ですが、現在は8組のクリエイターが入居しており、靴やバッグなどの皮革製品、アクセサリーなどを中心としたものづくりが行われています。

今回お話を伺ったのは、使用済みのヨガマットから新しい製品を産み出しているsatanamaさん。

聞いてびっくりしたお話は、ヨガをするときに足元に敷くヨガマットは消耗品で、早ければ1年に1回交換するのだとか。
そこで大量に廃棄されるヨガマットから何か作れないかと、アップサイクル製品づくりが始まったそうです。

ヨガマットを留めるストラップやサンダル、植木鉢などの製品があり、一見ヨガマットからできているなんて思えないものばかりでした。

身の回りをよく見れば、アップサイクルとして使えるものがまだまだたくさんありそうですね。

satanama
https://www.yogaforeverybody.tokyo/satanamasandal

同じく、アップサイクル素材を使った製品を作っているMAKAMIさん。
害獣として駆除された鹿・熊・猪の皮を加工し、ジビエレザーブランドとして商品展開されています。

狼のロゴが、かわいらしさの中に神聖さも感じられて印象的です。
商品の他にも動物の骨や爪などが展示されており、こちらも興味深かったです。
製品には野生動物の革が使用されているため、生前の傷などもあえてそのまま残して製作しているそうです。
その傷が個性として商品に活かされているなんて、お気に入りの商品を探すのも楽しくなりそうです。

MAKAMI
https://www.makami.jp/

浅草ものづくり工房では入居期間が限定されているため、毎年入居者を募集しています。入居期間中はビジネスやブランド展開に関する様々な支援を受けることができます。
地場産業を活用し、ものづくりの街として行政がクリエイター育成に力を注ぎ、地域を活性化する素晴らしい取り組み、今後もどんなブランドが誕生するのか注目です。

浅草ものづくり工房
https://monokobo9.com/

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