最大規模の回顧展「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が東京オペラシティーアートギャラリーで開催中

美術・博物館

 日本を代表するイラストレーター、グラフィックデザイナーとして、60年代から一線を走り続ける宇野亞喜良。

 その活動はイラストレーションにとどまらず、ポスター、絵本、書籍、アニメーション映画、絵画、舞台美術など多岐にわたります。その宇野氏の活動を初期から網羅的に振り返る大規模展示「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が、東京オペラシティーアートギャラリーで開催されています。

 学生時代のスケッチやクロッキー。グラフィックデザイナーとして企業広告を手がけていたころの作品から展示がスタート。新聞・雑誌、絵本などを通して宇野氏のイラストレーションの幅広さを堪能したのち、時代を代表する演劇などのポスターが一望できる部屋が登場。

一部、原画とポスターの見比べも可能です。

 次の部屋では舞台美術の仕事も紹介され、絵画表現だけでなく立体での作品も目にすることができます。

 最後は絵画作品のほか、SHAKALABBITS や、BUCK-TICK、椎名林檎らのポスターやグッズ、さらに資生堂「マジョリカ マジョルカ」の似顔絵ジェネレーター「マジョリ画」など、さまざまなクリエイターとのコラボレーションが紹介。

 出品点数900 点超、史上最大規模で宇野氏の全仕事を閲覧できる豪華な展示です。

 今年90歳を迎えながら、いまだに第一線を走り続けている宇野亞喜良。そのバイタリティーに圧倒されます。

 会場では『増補版 宇野亞喜良クロニクル』(グラフィック社)も販売中。

 初夏の楽しみに、ぜひおすすめしたい展覧会です。

宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:2024年4月11日(木)~6月16日(日)
開館時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)
入場料:一般1,400 円 / 大・高生800 円 / 中学生以下無料
HP:https://www.operacity.jp/ag/

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