「市谷の杜 本と活字館」で印刷の楽しさ・難しさ伝える「杜の小さな印刷工房 －刷ったり押したり失敗したり－」展が開催

　大日本印刷が運営する活版印刷と本づくりに関する文化施設「市谷の杜 本と活字館」では、企画展「杜の小さな印刷工房 －刷ったり押したり失敗したり－」が始まっています。

　「市谷の杜 本と活字館」は、来館者が印刷や本づくりを体験できる「印刷工房」を備えた文化施設。工房では、卓上の活版印刷機や箔押し機、リソグラフ等の印刷機器に加え、デジタルデータを活かした制作ができるUVプリンターやレーザー加工機等のデジタルファブリケーション機器を備え、幅広く印刷・製本・紙加工を楽しむことができます。

　また、大日本印刷が来館者に配布しているオリジナルカード「大日本印刷歴史絵葉書」は、工房のスタッフがこれらの設備を活用して、試行錯誤を繰り返しながら制作したものです。

　今回の展示では、バラエティ豊かな手法を駆使して制作した全11種のオリジナルカードを題材として、工房内のさまざまな機器・道具を紹介。“失敗作のカード”も展示されます。

　来館者は、印刷することの楽しさと難しさを感じるとともに、印刷技術の組み合わせによる表現の可能性の大きな拡がりについて知ることができます。

印刷の原初の形とも言える活版印刷。一度体験してみてはいかがでしょう。予約制・無料のため、事前の予約をお忘れなく。