レトロなデザインに親しみながらマッチの歴史をじっくりと「たばこと塩の博物館」で、「マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~」展が開催

美術・博物館

 前回のplesheでマッチラベルの本を紹介しましたが、「たばこと塩の博物館」でも、来週から「マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~」展が始まります。

 展示は3コーナーで構成され、最初のテーマ「マッチ登場」では、江戸時代までさかのぼり、マッチ以前の着火の方法や喫煙文化の変遷を浮世絵でたどります。ヨーロッパのマッチケースなども展示され、たばこ、そしてマッチが人口に膾炙していく過程を知ることが出来ます。

 次は「国産マッチのあゆみ」。明治初期に始められたマッチ製造は、明治の終わりには一大産業として世界屈指の輸出量を誇るようになります。国産マッチの製造に尽力した人物や、国産マッチの製造工程を、工場写真帳などの書籍や写真を通して理解出来ます。

 最後のコーナーは「マッチラベルの世界」。動植物、人物、幻獣や神仏、風景、日用品と、ありとあらゆるものが題材になるマッチラベルの面白さを、実物を通して楽しむことができます。

 ラベルに載せられた情報の持つ意味や印刷技術を解説しながら、国内販売用や輸出用、広告用などのカテゴリーに分けて多数紹介。マッチラベルの小さな世界の奥深さに親しむことができるでしょう。

マッチ ~魔法の着火具・モダンなラベル~
会期:2019年5月25日(土)~7月7日(日)
休館日:月曜日
開催時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場:たばこと塩の博物館
入場料:大人・大学生/100円、満65歳以上の方(要証明書)/50円、小・中・高校生/50円
HP:https://www.jti.co.jp/Culture/museum/

 

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