ひたすら手抜き、でも可愛い楽しい「てぬのほそみち」

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やっと秋の色が濃くなり、少しずつ「秋の夜長」という言葉が実感出来るようになってきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今回はそんな今の季節にぴったりの、キュートで実践的なマンガをご紹介します。

その名も「てぬのほそみち」。
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かわいい絵柄の表紙に、聞き慣れない「てぬ」という言葉のミスマッチが不思議な本。

「てぬ」とは実は「手抜き」の略語。めんどくさいのが嫌いと宣言してはばからないマンガ家、須藤真澄さんが裁縫やお菓子作りの紹介をするという内容です。

ティーコゼー作りでは、布地のサイズを測ったりせず、布の上でティーポットをころころ転がして大まかなサイズを決めたり、洗い物を減らすためにバナナケーキを手でこねたり。

「てぬ」の乱用をはばからず、時には作ったものがすぐに壊れてしまった事実も隠さず、ぶつぶつ言いつつ楽しげにお裁縫や雑貨作りを楽しむ須藤さんと担当編集さんの掛け合いがとても楽しいマンガです。

何より、画がとても可愛くて、ついついここに描かれているお菓子や雑貨を自分の手で作り出してみたくなるんですよね。
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マンガの中では「てぬ」キャラで通していますが、自分のマンガの画には全然妥協しない須藤さん。そのギャップもまた魅力的。

「手作りに憧れているけど、不器用で」という人でも楽しめるマンガです。

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