こんにちは、ブログ担当のIです。
先日飛び出す絵本がついたCDについてご紹介した際に、少し今の仕掛け絵本事情について調べてみました。
当初はあくまで子供向けとして出版されていた仕掛け絵本ですが、大人向けのプレゼントとして認知されてきた今では、繊細で壊れやすいもの、シンプルなデザインが大人の文房具を思わされるものなど、テーマが大人向けのものなど、さまざまな飛び出す絵本が出版されるようになっています。
今回は、“絵本”はページをめくるものという概念をくつがえす面白い絵本をご紹介します。
その名も「360°BOOK」。
表紙だけ見るとシンプルなデザインが可愛い普通の絵本ですが、開ききって中央でまとめると円柱形のジオラマが出現します。
中央でまとめることによって、ひとつの世界を作り出す、鳥篭型のしかけ絵本は西欧に昔からありますが、「360°BOOK」は、日本のデザイナー・大野友資さんがデザインすることにより、現代的な意匠や富士山など日本的なモチーフを採用し、話題になりました。
そんな「360°BOOK」の新作は「地球と月」。
これままで最も1ページごとの細工が細かく、青・白・灰・黄というコントラストも美しい。浮世絵に描かれた波のようなモチーフを採用しているのも面白く、繊細な仕上がりがとても目を引く絵本になっています。
クリスマスの時期に、男女問わずプレゼントとしても使えそうな魅力的な仕掛け絵本ですね。
すべてのphoto:Gottingham
書籍情報
書名:360°BOOK 地球と月
著 者:大野友資
売日: 2016 年10月
判 型: 90×90mm ギフトBOX入り(120×120mm)
総 頁: 60頁
定 価: 本体2,500円+税