東日本大震災から11年目、先日も震度6の大地震に見舞われた宮城県、福島県。東日本全体も大きく揺れました。なかなか心の休まる日が訪れませんね。
防災をしっかり行った上で、なにか気持ちを落ち着けてくれるもの、心に寄り添ってくれるものがほしくなる今日この頃です。
今回は、不安な日々に少しの安心を与えてくれる厄除けの郷土玩具について教えくれる本を紹介します。
タイトルは『全国厄除け郷土玩具』。古来から伝わる厄除け郷土玩具を100品以上収録し、入手法から使い方までわかりやすく解説しています。
コロナ禍で突然人気になった、疫病をはらうと言われる「アマビエ」のほか、疫病退散、無病息災、厄災消除、悪霊退散、家内安全と、さまざまな願いごと別に郷土玩具を紹介。玩具の由来から、ご利益、飾り方、使い方が掲載されています。
著者は「日本郷土玩具の会」「全日本だるま研究会」の会長を務める中村浩訳さん。郷土玩具のいわれや歴史、使い方などを、職人さんたちとのエピソードも交えて語ってくれます。お土産として人気の福島の赤べこが疱瘡(天然痘)よけのお守りだったなんいう話を読むと、自分の持っているお土産やおもちゃのいわれを調べたくなったりもするかも?
収録する郷土玩具は100品以上。巻末には入手先も記載されています。
書名:全国厄除け郷土玩具
発行元:誠文堂新光社
著者:中村 浩訳
定価:1,980円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-416-62063-2
発行元:誠文堂新光社
著者:中村 浩訳
定価:1,980円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-416-62063-2