「九谷焼窯元 鏑木商舗」を運営する株式会社 鏑木が、2024年の元日に石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震を受け、被災された輪島塗や珠洲焼、九谷焼の作家・職人などから作品を預かり、自社のネット販売サイト特設ページにて販売を開始しています。
店舗や展示会で販売することが難しい中、鏑木が販売業務を引き受け、全国に販売する機会を設けることで、作家さん・職人さんを支援し石川の伝統工芸を未来につなぐ試みです。
長く金沢に店舗を構え、代表が石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会理事長である同社。今回の地震における輪島市や珠洲市の壊滅的な状況を把握し、このままでは石川の伝統工芸は間違いなく衰退の一途を辿ることを思い、今回の試みを始めました。
現在、同社が九谷焼の職人の元を回り、作品を収集。特設ページへ順次掲載を予定しています。
また同時進行で、珠洲や輪島の職人との連携も進め、無事な輪島塗・珠洲焼を整理し、金沢へ避難させる手配をしています。
単に販売するだけでなく、販売の過程で現状を知ってもらい、石川の伝統工芸への関心をうながす試みです。
こうした復興支援のための商品を、買って手元に置くことで、長く災害を意識するきっかけにもなります。
支援のため、そして、災害について改めて考えるために、一度目を通してみてはいかがでしょうか。