10月は台風の連続で多くのイベントが中止になり、美術館・博物館も大きなダメージを受けた月でした。過ごしやすく、何を行うにもよい気候と言われているからこそ、芸術の秋、スポーツの秋という言葉が生まれてきましたが、それも今まで通りとはいかないのかもしれませんね。とはいえ、11月も好奇心を刺激する魅力的なイベントがたくさん。つらいことが続く時こそ、日常を大切にしたり、知的好奇心を満足させたりという営みをやめたくないですね。
鉄工所フェス2019
2016年京浜島に誕生した滞在型アートファクトリー「BUCKLE KÔBÔ」(バックルコーボー)をハブとし、島内を回遊しながら音楽やアートを体験できる鉄工所フェス。京浜島は、世界的にも貴重な技術を持った鉄工所や職人が集まる「人工島」。モノづくりの最前線ともいえる現役で稼働する鉄工所を舞台に、”工場×アーティスト”をテーマとした多種多様なジャンルのライブやアート展示、パフォーマンスが展開されます。工場というちょっと変わった、だけど、私たちの生活と実は密接なかかわりのある場所で、アートや音楽に触れてみませんか?
会期:2019年11月3日(日)
開催時間:10:00〜20:00(予定)
会場:大田区・京浜島内/須田鉄工所・北嶋絞製作所・BUCKLE KÔBÔ
入場料:前売 ¥5,400(税込)/当日 ¥5,900
HP:https://tekkojima.com/
紅茶フェス
もみじ市、布博、紙博、蚤の市など、魅力的なイベントをプロデュースしている手紙舎による、秋にぴったりのイベントが連休中に開催。紅茶と焼き菓子が集まります。人気事業者による食品の販売のほか、紅茶情報誌「Tea Time」の販売も決定。秋の夜長、冬の寒さのおともを探しに出かけましょう♪
会期:2019年11月3日(土・祝)〜4日(日)
開催時間:11:00〜18:00
会場:EDiTORS
入場料:無料
HP:http://tegamisha.com/news/82355/
mt EX at YCC YOKOHAMA CREATIVECITY CENTER
和紙マスキングテープの人気ブランド、mt。mtのマスキングテープは、和紙の持つ素材感や透け感を生かした豊富なバリエーションがあり、貼ってはがせる、手で切れる、テープ上に書き込みができる等の特徴を持っています。人気のmtの商品を一望できる「mt EX展」が、現在横浜で開催中。テープを使ったインスタレーション、展示期間限定のmt等が購入できるショップも登場します。
会期:2019年10月25日(金)~11月7日(木)
休館日:会期中なし
開催時間:3F SHOP+展示10:00~19:00、1F展示11:00~20:00
会場:YCC ヨコハマ創造都市センター
入場料:無料
HP:https://yokohamacc.org/data.cgi?id=190914134432
国立民族学博物館「驚異と怪異――想像界の生きものたち」
話題の展示会も今月末で終了。世界各地の人々の想像の中に息づく生きものを展示した本展。人魚に龍、鳥人、天馬、巨人など、世界中から集めたさまざまな生きものを展示・解説します。絵画や彫刻・書籍のほか、幻獣のミイラや奇獣の動物標本も。また、解説ではこうした怪異がどのように認識、整理され、創作のインスピレーションとなってきたのかを探ります。マンガ家の五十嵐大介、「ファイナル・ファンタジーXV」といった現在のクリエイターの作品も紹介。
会期:2019年8月29日(木)~ 11月26日(火)
休館日:水曜日
開催時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
会場:国立民族学博物館
入場料:一般880円/大学生450円(250円)/高校生以下無料
HP:http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20190829kyoui/index
やなぎみわ展 神話機械
現代美術のみならず演劇界でも活躍する美術家・やなぎみわの10年ぶりとなる大規模個展。代表作や舞台作品のアーカイブのほか、日本神話をモチーフに桃を撮影した新作シリーズ「女神と男神が桃の木の下で別れる」も展示されます。また、11:00、14:00、16:00に4台のマシンによる無人公演(神話機械)が開催。頭蓋骨を投げる投擲マシンなど、独特の装置は私たちの想像力を広げてくれます。
会期:2019年10月20日(日)〜12月1日(日)
休館日:木曜日
開催時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで
会場:神奈川県民ホール ギャラリー
入場料:一般¥1,000/学生・65歳以上¥700/高校生以下無料/障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名無料
HP:https://www.kanakengallery.com/detail?id=36191