バレエの歴史を変えたバレエ団の舞台・衣裳デザイン画を一挙掲載『華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界』

書籍

「バレエ・リュス」を知っていますか?

 

ロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフを筆頭に、伝説のダンサー・ニジンスキーなど、天才アーティストが集結した「バレエ・リュス」は、絵画、音楽、ファッションなどあらゆる芸術運動に影響を与え、モダンバレエの基礎を築いたといわれるモダンバレエの基礎“伝説の”バレエ団です。

 

当時は低俗な娯楽をみなされていたバレエを、総合芸術として新たに再評価させ、ヨーロッパをセンセーションの渦に巻きこんだのが「バレエ・リュス」。

 

「バレエは興味ないけれど、なんとなく耳にしたことがある」人もいるのでは?

 

それは、「バレエ・リュス」が多くの時のアーティストが参加しているからです。バレエのみならず、多くの美術やファッションに多大な影響を及ぼしました。

 

ピカソ、ローランサン、ルオー、ドビュッシー、ラベル、リヒャルト・シュトラウス、ストラビンスキー、サティらがこのバレエ団の活動に参加していたのです。

 

こうしたアーティストたちが「バレエ・リュス」で表現した衣装や舞台美術、音楽……。さまざまな芸術が、本体である「バレエ・リュス」が解散したのちもこの世に残されています。

 

そんな「バレエ・リュス」の世界を舞台・衣裳デザイン画を中心に紹介する「華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界 ーロシア・バレエとモダン・アートー」がパイ・インターナショナルから発売されました。

同時代の舞台芸術作品なども収録し、約700点の図版を解説ととも紹介する同書。3,800円+税とかなりの高額商品ですが、460ページがほぼフルカラー。年表や人物紹介も充実していて、「バレエ・リュス」という存在が後の世界にどのように影響を及ぼしていったのかを振り返るのに、とてもいい資料になっています。

 

バレエなどにはなかなか足を運べない今、バレエの歴史を振り返りつつ、芸術の進化の過程を追うのもいいかもしれません。

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書籍『華麗なる「バレエ・リュス」と舞台芸術の世界ロシア・バレエとモダン・アート-』
価格:3,800円+税
発売日:2020年8月24日(月)
仕様:B5判変型(257mm×186mm)、ソフトカバー、464ページ(フルカラー)
発売元:パイ インターナショナル
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