クリスマス前なのに、お出かけの予定も立てられない2020年。せめて自宅でクリスマス気分を味わいたいという方にぴったりの本が出版されました。
タイトルは「世界のスノードーム図鑑」。世界各地を渡り歩き、サブカルチャーに関する執筆の経験も多い、著者のカルロス矢吹が、これまで収集してきたスノードームを独自の分類でまとめた図鑑です。
1章:文化風習系、2章:動物系、3章:世界遺産・名所系、4章:クリスマス系、5章:和物系、6章:キャラクター系、7章:インスパイア系に分類されたさまざまなスノードーム。
中にはマリファナをモチーフにしたものや、戦車の形をしたものなど、思わずぎょっとするようなものも紹介されています。
こうしたさまざまなスノードームが存在するのは、海外ではお土産の一つとしてスノードームが生産されているからだとか。
聖書の伝承がモチーフのスノードームでも、北半球で作られたものと南半球で作られたものはどこかその雰囲気が違っていて、その土地ならではの文化があることを私たちに感じさせてくれます。
民族衣装や各地の建造物のほか、音楽フェスやドイツの信号機をモチーフにしたものなど、さまざまなアイデアのスノードームを見ていると、さまざまな国や土地への親しみがわいてきます。
旅もろくにできない2020年ですが、ロマンチックなモチーフだけではないさまざまなスノードームを見ながら、遠くの地に思いをはせるのもいいかもしれません。
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世界のスノードーム図鑑
カルロス矢吹(著/文)
発行:産業編集センター
A5変型判120ページ
定価1,500円+税
ISBN9784863112797
カルロス矢吹(著/文)
発行:産業編集センター
A5変型判120ページ
定価1,500円+税
ISBN9784863112797