千代田区のアートセンターとして、12年もの長い間地域に親しまれてきた文化施設「3331 Arts Chiyoda」が3月31日をもって閉館します。
東京・秋葉原の旧練成中学校を利用し、現代美術からサブカルチャーまで、さまざまな展示やイベントを行い、オルタナティブな表現の場として人気を博してきた同施設。
その13年の歴史を振り返る特別企画展「3331によって、アートは『 』に変化した」が開催されています。
会場では3331の活動を記した年表や広報物の展示の他、地域活動の一部を紹介するエリア。3331に入居する現代美術のギャラリーがグループショーを行うエリア。3331のこれからの活動をプレゼンテーションするエリアが展開されます。
参加ギャラリーはアキバタマビ21、上野アートヴィレッジ、ARTDYNE、CfSHE Gallery、ex-chamber museum、Gallery IRRITUM Tokyo、myheirloom、sagacho archives。
また、会期中は3331シークレット・オークションも開催。作品ごと、決められたスタート価格から始まり、来場者が紙面に購入希望額を記入して箱に入れる秘匿性の高いオークション方式で、展示最終日の2月5日(日)に開票し、最も高額な金額を記入した方が落札者となる仕組みです。
オークションの参加予定作家は 池田晶紀、岩間 賢、O JUN、遠藤一郎、片岡純也+岩竹理恵、片山真理、加藤チャコ、金子未弥、木村博行、栗原良彰、佐々木浩一、佐々木耕成、佐藤直樹、宍戸遊美、SEMBL、椿昇、津村耕佑、中村政人、西村雄輔、日比野克彦、藤 浩志、堀 浩哉、ミルク倉庫+ココナッツ 。
タイトルにある空白『 』について、主催者は「本展タイトルの「 」は全角スペース4文字分の空白となります。ご自身の言葉で「」内を埋めていただきたいとの思いから名付けました。」と発表しています。
2010年代から2020年代、秋葉原で独自の文化拠点として存在していた同施設の歴史を巡る壮大な展覧会です。
会場:3331 Arts Chiyoda
会期:2023年1月15日(日)〜2月5日(日)
開館時間:12:00~19:00 ※最終入場は閉場30分前
入場料:無料
HP:https://www.3331.jp/