クリエイターやそれを支える裏方の方々に現在の状況下でのそれぞれの生活について聞く企画「それぞれの今を聞いてみる」。
第2回にご登場いただくのはアニメーション作家であり、さまざまな映像制作に携わっている山中澪さんです。
■名前と肩書を教えて下さい。
山中澪という名前です。
フリーランスで映像制作の何らかを請け負っています。
堂々とアニメーション作家と名乗れるようにもなりたいです。
■新型コロナウィルスによって生活や仕事に変化は生じましたか?
生じました。
4月から、テレビ番組の一部としてのアニメーションに携わる予定があったのですが、番組自体の収録が延期されることになり、4月の仕事がまるまる無くなったかたちです。
ただ、今までも在宅での仕事がほとんどで、仕事がないときは寝てばかりいるという生活だったので、寝ている時間が大幅に増えただけで生活自体はあまり変わっていない気もします…。
■STAY HOMEの間に、何をしていますか?
ほとんど何もしていません。
・配信されている映画をたくさん観る
・部屋の片付けをする
・絵の練習をする
・After Effects(映像編集ソフト)の練習をする
・ポートフォリオサイトを作る
・自主制作の作品を作り始める
などしたかったのですが、…映画配信を以前より多めに観ているくらいです。
同居の妹も少し家にいる時間が増えたので、一緒にわいわい言いながら映画を観ることができるのは楽しいです。
■新型コロナウィルスが落ち着いてから、やりたいことはありますか?
映画館や温泉に行って、デカい空間で形のないものを浴びてリラックスするのをやりたいです。
喫茶店でクリームソーダも飲みたいです。
自分は時間があるだけでは何も始めないことはよくわかったので、仕事や遊ぶ予定がある中でも気合い入れて何かやろうとしなくては、ということも思います。
ただ、今は新型コロナウィルス関連のことでも、他のことでも滅入ってしまうことが多いので、無理に気合い入れなくてもいいやと思うことにしています。
■告知、あるいはコメントをお願いします。
この機会をいただいて、少しは何かしたいなと思い、SUZURI(画像の投稿だけでプリントグッズを作成できるサービス)に登録しました。
まずは2018年に展示した「かもめ」という連作の絵で、グッズを作ってみています。
増やしていきたいので、よろしければ見守ってください。
また、過去のアニメーション作品は以下のYouTube再生リストにまとめています。
空いた時間を埋めるために使ってもらえたらと思います。
何が何だかわからなくて怯えてしまう毎日ですが、みんなでそろって生き延びたいですね。なんとかやっていきましょう。
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山中さん、ご登場ありがとうございました。「デカい空間で形のないものを浴びてリラックスするのをやりたいです。」という表現、とてもよくわかります。
また皆で集まったり、遊んだりする日のために、健康でいたいですね。SURVIVE!