オンライン陶器市、クラウドファンディング、店舗閉店……。変化を迫られる事業者たち

オンライン陶器市、クラウドファンディング、店舗閉店……。変化を迫られる事業者たち

ハンドメイドやクラフトを生業とする作家の多くは、展示販売を大きな収入の柱としていました。

しかし、多くのイベントが中止となり、イベント運営会社、販売店、作家と、多くの人々の生活が変化にさらされています。pleshe「それぞれの今を聞いてみる vol.1 やまゆりの」で登場いただいたやまゆりのさんもいくつかの展示の中止や、百貨店での販売中止を身を持って体験しています。

 

今回はそうした中で現れた変化について、いくつかまとめてみました。

 

ポジティブな変化と言えるのはオンライン販売の拡充です。「これまでは現地に行かなければ購入できなかった」「購入はできてもUIなどが充実しておらず使いづらかった」市場が開拓できるようになったことでしょう。

 

大きな話題となったのはGW(4月29日~5月5日)に開催された「Web有田陶器市」。有田市を代表するイベントのひとつであり、毎年100万人を集客しているイベントです。今回早い段階で延期を決定したイベントですが、それにあわせ、オンライン販売用のホームページを立ち上げました。

 

陶器市の地図に実在の店舗のリンクを設置するというシンプルなものでしたが、当初の想定以上の売り上げをあげることができたという報道がありました。しかし、やはり実際のイベントとの乖離は大きいそうで、各窯元は今後のオンライン対策の充実を迫られているそうです。

 

Web有田陶器市

http://www.arita-toukiichi-web.jp/

 

オンライン販売の大手であり、イベント運営も手がけるCreemaは、京都府からの依頼を受け、京都の伝統産業事業者を対象とした特設ページ「京都手しごと紀行」をオープン。

 

第1弾として「京のうつわ」というテーマで皿やカップ、箸置きなどを販売しました。第1弾の好評を受け、現在は第2弾実施のための募集が始まっています。

京都手しごと紀行

https://www.creema.jp/event/kyoto

 

クラウドファンディングプラット―フォームのMakuakeと日本のものづくりに特化したECサイト「CRAFT STORE」は共同で「オンライン陶器市」を開始しました。

 

クラウドファンディングプロジェクトを陶器をテーマにまとめるというシンプルなものですが、洗練されたUIによる商品紹介は、新しい需要を掘り起こすきっかけになりそうです。

 

オンライン陶器市2020

https://www.makuake.com/event/online_toukiichi_2020/

 

また、悲しいニュースも。「もみじ市」「蚤の市」「布博」「紙博」などのイベント運営で人気の手紙社からは、イベントの中止のほか、直営施設である「手紙舎鎌倉店」と「農園の手紙舎」閉店のアナウンスがありました。

2020.05.28

手紙社の店舗について大切なお知らせ

https://tegamisha.com/news/87306/

人が集まれない状況の続く中、各企業や事業者の動向が気になるところです。