第8回横浜トリエンナーレが本日開催

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 春の訪れを感じる今日この日に、第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」がスタートしました。

 200を数える国内の芸術祭のなかでも長い歴史を誇る、現代アートの祭典。国際的に活躍するアーティスティック・ディレクターを毎回招いて、世界のアーティストたちがいま何を考え、どのような作品をつくっているかを広く紹介しています。

 第8回では、同芸術祭の強みとされる「国際性」を大切にしながら、次の10年にトリエンナーレがどうあるべきかを考え「現代アートの良質の入門編になる」という目標に、いま一度立ち返ることを掲げています。

 今回のテーマは「野草:いま、ここで生きてる」。新型コロナ以降、大きく傷ついた社会に向き合い、今なお戦争や気候変動に翻弄される世界を、様々な形で見つめなおすためのテーマです。

 アーティスティック・ディレクターであるリウ・ディンとキャロル・インホワ・ルーが「野草:いま、ここで生きてる」をテーマに展開する展示(横浜美術館ほか、全5会場)。そして「アートもりもり!」の名称のもと、市内の各拠点が統一テーマ「野草」を踏まえて展開する展示に分かれ、旗艦となる横浜美術館だけでなく、市内の様々な場所がアートと出会うための会場となります。

 2年の休館を経てリニューアルした横浜美術館では、ワークショップを体験したりのんびり休憩したりできる「こどものアートひろば『はらっぱ』」も誕生。NHKの人気番組びじゅチューン!とのコラボなど、小さなお子さんとも参加できる空間も用意されています。

 新しくなった横浜美術館の姿を眺め、春の横浜の町を歩きながら現代アートを眺めるというのも面白いですね。

第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」
アーティスティック・ディレクター:リウ・ディン(劉鼎)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)
会期:2024年3月15日(金)~6月9日(日)
休場日:毎週木曜日(4/4、5/2、6/6を除く)
開場時間:10:00~18:00(入場は閉場の30分前まで)| 6月6日(木)~9日(日)は20:00まで開場
会場:横浜美術館、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路
HP:https://www.yokohamatriennale.jp/
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